視覚に障害があっても、パソコンを使ってこんなことができますよ

目が見えない・見えにくいと気軽に外出して買い物をしたり、銀行や郵便局で用事を
すませることに気苦労を感じることがあります。

「Aパン屋さんは美味しいけれど、どれくらいの種類のパンがあるのかしら?」
「Bがよく売れていると店員さんは言ってくれるけれど、他にどんなものが
どれくらいの価格であるのかしら?」
普段から結構外出する人でも、目が見えない・見えにくい人は
初めての場所まで歩行することは困難で、知っているお店で
知っている商品名を告げて買い物をすることが多くなります。
店員さんが忙しくない時間帯を考える必要もあります。

「Cさんに小包を送りたいけれど、宛名を誰に代筆してもらおうか。」
「D銀行でお金を引き出したいけれど、残高はいくらかしら?
誰にでも見てもらうというわけにはいかないし・・・。」などなど・・・。
目が見えない・見えにくいことで、誰かに代筆を頼んだり、手紙や書類・通帳など
を確認してもらわなければなりません。依頼する人の都合にあわせる必要があります 。

目が見えない・見えにくいことで不便に感じていたことの一部が
画面音声化ソフトを使ったパソコンで、解決できます。
色んなホームページを見て、このお店のこの商品は何種類あって、それぞれいくらで
買える。欲しいけれども、またゆっくり後で見てから買うことにしよう。と
ウインドウ・ショッピングが楽しめます。今までお店の店員さんや
家族や知人に聞いていた情報の何倍・何十倍もの情報を得ることができます。
あらかじめネットで商品や値段を調べてから買い物に出かけることにより、それまで
以上に有意義にお金を使うことができます。

ワープロで文章を書いたり、封筒の宛名書き、年賀状作成が
自分ひとりでできるので、気楽に郵便が出せます。

お金に関することはプライバシーもありますし、重要な問題ですが、ネット銀行で
振込みから残高照会まで、音声ですべて確認できる銀行もあります。

まーどん

視覚に障害があっても、パソコンを使うことによって、今までできなかった事がたくさん自分でできるようになります。
例えば、インターネットで、病院でもらった薬の詳しい効用、料理のレシピ、旅行先の情報そして宿泊予約などなどいろんなジャンルで検索することができるんです。
またEメールでは、お友達との情報交換や楽しいメール。
そしてメーリングリストなどの情報収集ができるんです。
またパソコンにはいろんな機能があって、住所管理・はがき作成・印刷・家計簿やスケジュール表などなど…。
たくさんの管理ができるんです。

また、こんなこともできるんです。
それは視覚障害の私と聴覚障害の友人とのコミュニケーションができるのもパソコンなら出来るんです。
これが本当のバリアフリーだと思いました。
私たちのように障害をもっていても、実際に外出することは馴れないと難しいけれども、インターネットでネットサーフィンすると、どこでも自由に行ける。
思い立った時に家にいながらにして、気持ちだけはそこの世界に行く事ができます。
パソコンライフを楽しむようになって、明るく楽しい毎日を送っています。

☆マリルン☆
2009/09/07

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